ごはんのなんとかなるブログ

ADHDにASDのミラクルコンボでも人生どうにかなるのか

【ADHD】【お仕事】ADHDってプログラマってに向いてるの?

ADHDに向いていると言われているお仕事_プログラマ

この説よく見ますよね。

ADHD  適職」みたいなキーワードで検索すると絶対にこれが書いてあるページが

ヒットします。

 

今回はプログラマとして働いている発達障害人(ADHD+ASD)の私が

実際、実感としてこの説ってどうなの?

ってことについて書いていこうと思います。

 

個人の見解にはなりますが、プログラマへの就職や転職を検討されている方にとっての

参考になれば幸いです。

 

■まず前提

まず前提として、

発達障害と一口にいってもいろいろあります。

 

ADHDASD、LD、etc...

 

自分はASD傾向のあるADHDなので

今回は対象をADHDに絞って書いていきます。

 

■結論どうなの?

結論

 

プログラミングが好きですか?

 好きなADHDプログラマに向いています。

 好きじゃないorそうでもないADHDプログラマに基本向いていません。

 

■プログラミングが好きなADHDプログラマに向いている理由

ADHDにとって興味の有無はとても大きな意味を持ちます。

 

好きなものに対しての集中力と、

そうでもないものに対しての集中力に

とても大きな差があるからです。

 

プログラミングという作業が好きなのであれば、後述するADHD由来のデメリットを

踏まえたとしても、高い集中力を以て仕事で成果を出せる可能性があります。

 

幸い、あなたの好きなプログラミングというものは世間のニーズとマッチしています。

好きなことでお金が稼げるのです。ぜひ挑戦してみてください。

 

ただ、世のプログラマというのは常にコードを書いているわけではありません。

むしろ実際に手を動かしている時間の方が少ないです。

 

人に頼まれて資料をまとめたり、進捗を逐一報告したり…

普通の社会人がするような、あなたが苦手とするような作業も多くあります。

 

それは理解しておく必要はあります。

 

 

■プログラミングが特に好きじゃないADHDプログラマに向いていないと考える理由

自分と同じタイプですね。あなたは恐らく「手に職つくじゃん!」くらいの気持ちで

プログラマを将来の選択肢の一つに入れているんだと思います。

 

しかし、その道は茨の道かもしれません。

 

基本的にADHDは以下の理由でプログラマに向いていないと思っています。

  1. ADHDケアレスミスが多い
  2. ADHDは衝動性が強い
  3. システム開発は結局チームで行う

以下、詳しく書いていきます。

 

 1.  ケアレスミスが多い

 

これは大体イメージがつくかもしれませんが、

プログラムは何千、何万文字とあるなかで、

たった1文字間違えるだけで正常に機能しない繊細なものです。

 

ADHDの人間は注意力が散漫になりがちで、総じてこういった細やかな作業が苦手です。

どうしても一般人よりミスをする回数は多くなってしまいます。

 

 たった一箇所のタイプミスが仕事全てをストップさせる

 

これミスが多いADHDにとってはクリティカルにきつい部分だと思います。

 

ミスをしては原因を探り、修正し…またミスをしては原因を探り、修正…

 

そんなことをしているうちに時間がどんどんなくなっていきます。

時間経過による焦りも加わり、それが更なるミスを呼ぶ…まさに負のスパイラルです。

 

 

 2.  衝動性が強い

 

プログラムを作成していると、自分が知らない事柄が必ず出てきます。

知らない事柄を調べるために資料を開くのですが、大体開いた先の資料にも

自分の知らない事柄が出てきます。その知らない事柄を調べるために

また他の資料を開いて…

 

といった具合に複数の資料を、はしごして調べ物をする機会が多くなります。

 

ADHDの人はまっすぐとゴールへ突き進むことが苦手です。

調べ物の途中で気になるものがあれば、そちらの方向へ逸れ

 

気が付いた時には自分が何を調べるつもりだったのかさえ忘れてしまっています。

そしてスタート地点へ戻り、目的を思い出す作業から始める…

 

こんなことが繰り返されると当然時間がかかってしまい…

1のようになります。

 

調べ物が多いプログラマ(特に初学者)は

こういった場面でADHDのデメリットが前面にでてきてしまいがちです。

 

テレビやYOUTUBE等を見ている際にも高速ザッピングってよくしがちじゃないですか。

あれを仕事の資料でもしちゃう感じです。

 

あと、ふと思いつきでソースの記述形式を一部だけを変えてしまい、

他の部分と平仄が合わなくなり、全修正することに…なんてこともありました。

 

あとで思い返すと何やってんだ…とは思うのですがね。その時はね…

 

  

  3.システム開発は結局チームで行う

システム開発は結局開発はチームで行います。

一人が詰まるとチーム全体の進行に影響を及ぼしてしまいます。

 

ADHDの人は1や2の理由で、どうしても手が遅くなりがちです。

一人置いて先に進むわけにもいかないので、結局チームの誰かが尻を拭うことになります。

 

それが1回や2回ならよいのです。しかしそこはADHD。気をつけていてもミスはしますし、突然作業スピードが劇的に上がるなんてことは起こりません。

 

日々工夫を凝らすことで、少しずつ技術や作業スピードは向上させることが出来るのですが、

早く適応させることが出来なければ、周囲のあなたに対する評価は「出来ない人」で

固定されてしまいます。

 

当然チームの中での評価はどんどん落ちていき、

最終的にはチームメンバーと関係が悪くなったり、

仕事を任せてもらえなくなったりして、現場に居づらくなります。

 

 

 

■まとめ

ここまで、ADHDプログラマに向いていない理由を書いてきました。

ADHDプログラマになるとこんな事態があなたを待っているかもしれません。 

 

 

他にもいろいろ思うところはあるのですが、とりあえず三つほど挙げました。

 

 

○まずはプログラミングをやってみて!

ADHDでプログラミングやったことないけど実際どうなのかな…

と考えている方がいらっしゃるのであれば、

 

実際にプログラミングを学んでみてください!

 

今は無料でプログラミングが学べるようなサービスがたくさんあります。

まずはお金をかけず、そういったところで学び、実際にモノを作り上げてください。

 

 

そこで自身の適性を見極めてから就職を検討されるのをお勧めします。